
【2025年版】NISAで買えないけど欲しい!毎月分配ETFおすすめ5選
【利回り10%前後】
毎月おこづかいのように配当が入る「毎月分配型ETF」は、安定したインカムを求める投資家に人気があります。
なかには年利回り10%前後という高配当の商品もありますが、実はこうしたETFの多くはNISA口座では購入できないことをご存知でしょうか?
NISAでは対象となる米国ETFが限られており、優良な高配当ETFの一部は除外されています。
とはいえ、課税口座であっても毎月安定した配当が得られるETFは、資産運用の一部として十分に活用できます。
この記事では、「NISAでは買えないけれど、毎月分配が魅力の高配当ETF」を厳選して5つ紹介します。
それぞれの特徴やリスク、どんな人に向いているかもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
NISAでは買えない理由とは?
NISA口座で米国ETFを購入するには、金融庁が認定した「指定国外上場株式」リストに掲載されていることが条件です。
しかし、JEPI・JEPQ・QYLD・SDIVなどの高配当ETFの多くは、残念ながらこのリストに含まれていないため、NISA口座では購入できません。
また、つみたてNISAでは「国内認定の投資信託」に限定されており、そもそもETFは対象外。
一般NISAではETFも対象になりますが、日本の証券取引所に上場していないETFの中には非対応のものがあるため注意が必要です。
つまり、いくら人気があってもNISAで買えない=課税口座での運用が前提ということになります。
とはいえ、配当金を受け取りながら資産形成を目指すなら、これらのETFを課税口座で上手に活用する戦略も十分にアリです。
【利回り10%前後】毎月分配型・おすすめ米国株5選
🟦 JEPI|守りと収入のバランス型
・株価:約57ドル/利回り:約9%前後
・S&P500+オプション戦略で安定配当
・値動きが比較的おだやかで初心者にも人気
🟪 JEPQ|成長+高配当のハイブリッド型
・株価:約55ドル/利回り:約11%前後
・ナスダック銘柄中心、成長性あり
・JEPIよりややリスク高め。上下も大きい
🟥 QYLD|配当特化の超高利回りETF
・株価:約16ドル/利回り:約12%前後
・NASDAQ100に連動+カバードコール戦略
・価格上昇はほぼ見込めず、減配リスクあり
🟧 RYLD|小型株×高配当の攻め型
・株価:約14ドル/利回り:約11〜12%
・ラッセル2000に連動、値動き大きめ
・短期向け。中長期では含み損リスクが高め
🟩 SDIV|超高利回りの分散ETF
・株価:約23ドル/利回り:約10%
・世界の高配当株に分散投資(100社以上)
・減配や株価下落リスクがかなり高め
★おすすめ5銘柄 比較まとめ表
| 銘柄 | 株価(目安) | 利回り | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| JEPI | 約57ドル | 約8〜9% | 安定配当+低ボラティリティ | 上昇益は限定的 |
| JEPQ | 約55ドル | 約11% | ナスダック連動+成長性あり | 価格変動がやや大きい |
| QYLD | 約16ドル | 約12% | 超高配当ETFの代表格 | 値上がりは期待できない |
| RYLD | 約14ドル | 約11〜12% | 小型株×カバードコール | 含み損のリスク高め |
| SDIV | 約23ドル | 約10% | 世界の高配当株に分散 | 減配&価格下落リスク |
NISA非対応ETFでも持つ価値がある理由
「NISAで買えない=価値がない」わけではありません。
たとえ課税口座での運用でも、毎月インカムが得られるメリットは大きく、戦略的に活用する価値は十分にあります。
✔️ 毎月の現金収入を得たい人にぴったり
✔️ 老後の生活費・副収入・おこづかい代わりにも使える
✔️ 年利10%前後の配当は、他の商品にはない魅力
もちろん、税引き後の利回りや為替リスクなどの注意点もありますが、「毎月の安心感」を重視する人には強力な選択肢になります。
課税口座で運用する際の注意点
NISA対象外のETFは、すべて課税口座での運用になります。
そのため、配当金には以下のような税金がかかります:
✔️ 米国で10%の外国税が源泉徴収される
✔️ 日本でも約20%の配当課税(所得税+住民税)
つまり、利回り10%でも手取りは7%前後に下がることを理解しておく必要があります。
また、年間の配当額が多い場合は、確定申告で「外国税額控除」を行うことで、税負担を軽減できる可能性があります。
さらに、配当金を「使う」か「再投資する」かも重要な選択。
毎月の生活費に回すのか、再びETFを買い増すのか――ライフスタイルに合わせた戦略がカギになります。
まとめ|「NISAでは買えない=不要」ではない
✔️ NISA対象外でも、高利回りETFは十分に魅力的
✔️ 毎月の配当で、生活に“心のゆとり”が生まれる
✔️ NISAと課税口座、それぞれの特性を活かした使い分けが重要
JEPIやQYLDのようなETFは、「安定した毎月の収入」を求める人にとって強力な武器になります。
「NISAで買えない」という理由だけで候補から外すのは、むしろもったいないかもしれません。
目的に合わせて、賢く選んでいきましょう。
