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お金と健康のバランスが、幸せの土台になる。

夜は、いつか明けるから。

出典:ウィキメディア・コモンズ(https://en.wikipedia.org/wiki/File:Victor_Hugo_by_%C3%89tienne_Carjat_1876_-_full.jpg)

どんなに暗い夜も、やがて終わる。

「Even the darkest night will end and the sun will rise.」
― Victor Hugo

 

 

この言葉を心の中でそっと繰り返すと、
不思議と、こわばっていた肩の力が少しだけ抜けるような気がします。

 

最近、夜になると考えすぎてしまう日が続いていました。
スマホを閉じても、心のざわめきはおさまらず、眠ることさえうまくできなくて。

 

暗闇の中で、誰にも見えない涙

「私の人生、このままでいいのかな」
「頑張っているのに、何も変わらない」
そんな風に思う夜は、静かで、でも息苦しいほど重たくて。

 

泣くことも、眠ることも、誰かに頼ることもできず、
ただ布団の中で小さく丸くなって、朝が来るのを待つだけ。

 

何もできない日があっても、ちゃんと意味がある

ずっと「頑張らなきゃ」と思っていた私は、
少し立ち止まることにも罪悪感を感じていました。

 

でも、そんな自分を、ある夜ふと許してあげたくなったんです。

「今日はもう、何もできなくていいや」
「ごはんも無理なら、白湯だけ飲もう」
「眠れなかったら、無理に寝なくてもいい」

 

そんなふうに、自分にそっと声をかけた瞬間、
心が少しだけやわらかくなった気がしました。

 

深く息を吸って、ゆっくり吐いて。
目を閉じながら、ただ静かな音楽を小さく流してみる。

 

それだけのことでも、
「何もできなかった今日」と「少しは呼吸できた今日」は、まったく違う気がします。

 

専門家じゃなくても、できることはある

“落ち込んだ自分”を否定するのではなく、
そのままの気持ちを認めて、受け入れてあげること。

 

それが一番のセルフケアなんだと、最近ようやく気づきました。

心理学の本で読んだことがあります。
「人は、自分を責めるよりも、“よくここまで来たね”と声をかけてあげる方が回復に近づく」と。

 

それを読んだ日、私は鏡の中の自分にこう言ってみました。

「大丈夫。今日も生きててえらいよ」

言葉に出してみたら、少し照れくさかったけれど、
その日は、ぐっすり眠れました。

 

小さなセルフケアが、心を支えてくれる

私が実際に取り入れている、やさしいセルフケアを3つご紹介します。

セルフケア 方法 効果
深呼吸 5分間、ゆっくり呼吸 ストレス軽減
音楽 好きな曲を静かに流す 気分リセット
感謝ノート 1日3つの感謝を書き出す ポジティブ思考

 

朝は、何も言わずに迎えてくれる

地球は回っていて、太陽はちゃんと昇ります。

どんなに心が曇っていても、
その光は静かに、そして優しく、私たちを迎えてくれます。

 

「よく頑張ったね」
「今日も生きてくれてありがとう」
そんなふうに、語りかけてくれている気がするんです。

 

あなたの夜にも、かならず朝が来る

今、暗闇の中にいるあなたへ。

焦らなくていい。無理して笑わなくていい。
泣いて、眠って、それでいい。

 

今はただ、呼吸していよう。
それだけで、もう十分頑張ってる。

 

そして、いつかふと目を開けたその時、
カーテンの隙間から差し込む朝の光が、
あなたの心をそっと包んでくれるはずです。

 

その時、きっと思うでしょう。
「夜が明けたんだ」と。